政界と西松建設

　昨日、民主党の小沢代表の公設第一秘書が逮捕されたというニュースが入りましたね。

　テレビなどでは「何故この時期に」などと騒いでいるようですが、今回話題になった西松建設の献金疑惑は去年から問題になっていたことで、元社長などが逮捕されるなど、複数の議員との繋がりの可能性はささやかれていたことです。
　「何故この時期に？」「陰謀では？」等と騒ぐと言うことは、マスコミの情報収集不足以外の何者でもありません、自分達で恥をさらしているわけです。

　それにしても、驚くべきは小沢代表の事務所が献金の請求書を発行していたという事実です。

「西松建設」のＯＢを代表とする二つの政治団体から献金を受ける際、同社に請求書を出して
　いたことが、同社関係者の話でわかった。その後、献金は２団体名義で、請求書の金額通りに
　行われ、陸山会側からは２団体あてに領収書が発行されていたという。東京地検特捜部も同様の
　事実を把握しており、小沢代表側が政治団体からの献金は西松建設からのものと認識していた
　可能性が強いことを示す事実とみている。

　要請があると、同社では本社の総務・経理部門を統括する管理本部の本部長らが、政治資金
　規正法違反容疑で再逮捕された前社長・国沢幹雄被告（７０）（外国為替及び外国貿易法違反罪で
　起訴）らの了承のもとに金額を決定。額を伝えられた陸山会側は、改めて請求書を作成し、西松建設に
　渡していた。その後、請求書は２団体側に渡り、献金額振り分けは、団体手持ちの資金に応じて、決定。
　献金が終わると、陸山会側から２団体に領収書が送られてきたという。
　こうした手続きは毎年繰り返され、陸山会側から西松建設側に、「今年もよろしく」などと、前年並みの
　献金額を求めることもあったという。（抜粋）
　http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090304-OYT1T00588.htm?from=top
　
　献金の請求書なんて聞いたこともありません…「開いた口がふさがらない」とはこういう事を言うのでしょうね。
　「今年もよろしく」と言うことは常習だったと言うことですね。
　東京地検特捜部が時効で焦ったと言う噂も出てきていますが、コレが本当なら東京地検はかなりの自信を持って強制捜査に及んだのでしょうね。

　今回の献金疑惑には、自民党の二階議員、尾身議員、加藤紘一議員、森議員、古賀議員なども名前があがっています。
　小沢代表の岩手県連も献金を受けていたようなので、捜査が進めばかなりの広がりを見せることになりそうです。

　与党にせよ、野党にせよ、違法行為は裁かれるべきであり、今回の件が政界の膿出しとなることを祈ります。